2014年11月26日

葉山の加地邸

築86年、遠藤新による設計の加地邸見学に葉山へ行ってきました。
遠藤新さんは、フランクライドの高弟で、ライトの設計した旧帝国ホテルや自由学園などを
完成させた方です。
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築86年・・・
少し前まで実際に生活されていたそうです。
建物の寿命を決めるのは、建物自身の耐久性ももちろんですが
住い手、担い手の愛着が一番だと改めて感じました。
ずっと住み続けたい!そう思うからこそ大切に使われ、引き継がれて来たのだと思います。

141125加地邸2.jpg

内部は撮影不可でしたが、1階居間の吹き抜けの両面に2階に小さな音楽室があって、
そこでピアノの演奏等していたそうです。
各部屋に高低差があって部屋同士が繋がっていたり離れのように独立していたり、
温かみのある楽しげな住宅でした。



posted by hitomi tsuji at 18:12| たてもの見学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月03日

箱根プリンスホテル

先週末、箱根で結婚パーティーがあり、そのまま箱根で宿泊することにしました。

結婚パーティーは、芦ノ湖を望むキャンプ場で、みんなでバーベキューしながら。
花嫁さんも、ビールを片手にわいわいがやがや
堅苦しい雰囲気は一切なく、青空と湖と緑に囲まれた開放的で素敵なパーティーでした。

その後箱根プリンスホテルに向いました。
戦後を代表する建築家の村野藤吾の設計によるホテルです。
130903箱根プリンス.jpg

建物の平面は円形で中心に中庭がある、ドーナツ状になっています。
外観もそうですが、内部も、優美な曲線が特徴で
ホールの天井が上に向かって婉曲していたり、
130903箱根プリンス-2.jpg

下は階段室で、壁の端部がR状になっていたり
130903箱根プリンス-3.jpg

色んなところがR状になっているのでくっきりとした境目が少なく、
全体的にほわん、とした雰囲気になっています。

ロビーからは中庭が望め、
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中庭に出ると湖に続く散策路があります。
130903箱根プリンス-5.jpg

今つくられる建物でこういった装飾的なデザインはあまり見られないし(流行でない?)、
本気でやろうと思うと、結構大変な事になる(お金がかかる)と思います。
又最近どんどん取り壊されていっているので、今後さらに貴重になると思います。
現に、村野さんが設計した、手摺のレリーフの美しい阿倍野近鉄百貨店は
最近取り壊されてしまったようですし、
少し前に梅田阪急百貨店のアーケードのレリーフも改装にあわせて無くなってしまいました。
百貨店にとっては建物の大きさが新しさ重要なのか、残念です。

ラベル:神奈川
posted by hitomi tsuji at 10:46| たてもの見学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月09日

横須賀美術館

週末に横須賀美術館に行きました。
前面に海、傾斜のある広場があって背後両脇に山のある美術館。
横須賀迄の道は滅多に込んでいないし、
眺望の開ける広場と、広場に面したレストランがとても気持ちがいいので、
天気のいい週末に家族でよく来ます。

130708横須賀-1-1.jpg

この日は気候も良かったのでレストランのオープンテラスで食事。
1番に食べ終わり、じっとしていられないちびさんは芝生広場で犬を追いかけたり
(いつ来ても犬を連れた人がいる)、他の子とつるんだり遊びに夢中。
親達はそれをちゃんと見守りながらも、ゆーっったりと、海を見ながら食後のコーヒー。
いつもこういう感じでありたいです。
腹ごしらえをして、美術品を見た後は子供の好きな図書コーナーです。
(子供用の絵本が結構充実しています。)

この前面に眺望が開け、背後両脇を囲われている環境は、
昔から人間にとって満足感のある環境だそうです。
ここにくると確かに、囲われている安心感・視界が開ける開放感の両方があります。
京都が風水的に理想とされる「背山臨水」の立地から、都を設けることになったという説は有名ですが、
他のアジアの地域をみても、このような立地は重宝されてきたそうです。
とはいえ、現代の溢れ返るような風水論(ここに開口を取るべからず、黄色いものを置くべし、など)は
論理的によくわからないものもあり、迷信の類だとは思いますが、、

130708横須賀-2.jpg

立地も素晴らしく、建物もいいです。
建物は外側のガラスの箱と内側の鉄板の箱の2重構造、
内側のカーブした鉄板には壁・天井に丸い窓が穿たれていて、
自然光が入り程よく明るく、
水平線、船、広場、レストランなど色んな風景が丸く切り取られ
不思議な楽しげな雰囲気があります。
ラベル:神奈川
posted by hitomi tsuji at 14:30| たてもの見学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月13日

インターメディアテク(JPタワー:KITTE内)

木構造に関するセミナー参加の為に東京駅JPタワー(KITTE)に行き、
帰りにKITTE内にある東京大学の学術標本や研究資料(化石資料とか、動物の剥製とか)
を展示している「インターメディアテク」を見てきました。
130610インターメディアテク.JPG
吹き抜け階段です。近未来的な感じ

下は展示室です。
古い郵便局舎を改装したインテリアが展示内容によく合っていて、
考古学の研究室をイメージさせる雰囲気
130610インターメディアテク2.JPG

インテリアも展示架台もよくデザインされて全体の雰囲気をつくりあげていました。
たとえば床の、モルタル割れ防止の為の目地棒が真鍮製であったり、
目地棒の配列が幾何学的なパターンにデザインされていたり、
露出のスプリンクラーの配管(消防法上必要な)も銅製になっていたり。

動物の骨などの化石標本を支える架台も、化石の造形美にマッチした、
無駄の無いデザインになっていたり。

展示内容も美しく、かつ美しく見えるように全体がデザインされています。
しかも、入館無料!
今回は駆け足でみたのでまたじっくり見に来たいと思います。

posted by hitomi tsuji at 10:00| たてもの見学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月21日

法師温泉

休暇に、ここ数年、よく訪れている群馬の法師温泉にいってきました。
IMG_0488s.jpg
昭和初期からの木造旅館で、屋根は檜皮葺です。
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客室からの風景、新緑がとても美しかったです。
外周りの建具は木製建具と木製網戸で床から天井まで目一杯開口になっていて、
落下防止の木製手すりが付いています。
どれも年期が入っていて、木目が浮き出しています。
金物など取り替えたり修理をしながら大切に使われているようです。
写真ではわかりませんが、ガラスも古い感じでハンドメイドらしくゆがみがあり、
全体的に大きい時間を過ごしてきた建物の雰囲気が感じられます。
前に来た時は屋根の葺き替えをしていたり、大変な手入れのなか、
ここまで建物とデザインを守ってこられた事に頭が下がります。
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客室棟と本館の間に川が流れていて、窓のしたに望めます。
昼も夜もずっと、川のせせらぎが聞こえて気持ちいいです。


温泉も、薄暗く、古めかしい、いい雰囲気です。
さすがに写真は撮れませんが(笑)
しかもとってもぬる湯なので何時間でもまったりと浸かっていられます。
とてもぬるいお風呂があって、うちの子とってはまるでプール!
家の風呂は入りたがらないのにここではしょっちゅう、「ふろはいるー」と誘われ、
もういいわ〜と思うくらい沢山お風呂に入らせられました。
posted by hitomi tsuji at 11:24| たてもの見学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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